テクニカル辞典 − オシレータ系データ

DMI 【ディーエムアイ】【方向性指数】【Directional Movement Index】

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ある一定期間内のトレンドの方向性を数値で示す指標です。

日にちごとの方向性を比率で表す「DX」を算出し、その「DX」の期間平均値である「DMI(ADX)」を使ってトレンドの方向性を判定します。

■「DMI(ADX)」の計算方法

(1)まず[+DM]と[-DM]を求めます。

[±DM]とは、前日と当日の変動幅(上昇または下落の値幅)を比較して、方向性を判定する指標になります。

[+DM(上昇幅)]と[-DM(下落幅)]を比較し、大きい方をカウントし、小さい方は「ゼロ」とします。

※[+DM(上昇幅)]と[-DM(下落幅)]が、どちらもマイナスの値だった場合は両方とも「ゼロ」とします。

■【計算式】

[+DM]=当日高値−前日高値

(上昇幅:上昇方向の増加分は、上昇の強さを表します)

[-DM]=前日安値−当日安値

(下落幅:下落方向の増加分は、下落の強さを表します)

(2)次に[+DI]と[-DI]を求めます。

[±DI]とは、[+DM]や[-DM]を、真の値幅「TR」でそれぞれ割って求める方向性指標のことをいいます。

■【計算式】(※[±DI]の計算期間を2日とした場合)

[+DI]=(2日間[+DM]の合計)÷(2日間TRの合計)×100%⇒上昇の強さ

[-DI]=(2日間[-DM]の合計)÷(2日間TRの合計)×100%⇒下落の強さ

※真の値幅「TR」は、下記3つの中の最大値となります。

・当日高値 − 当日安値
・当日高値 − 前日終値
・前日終値 − 当日安値

(3)そして「DX」を求めます。

日にちごとに、分子を「+DI」と「-DI」の差とし、分母を「+DI」と「-DI」の和とした割り算を行い、100を掛けた数値がその日の「DX」となります。

【計算式】

「DX」=|[+DI]−[-DI]|(絶対値)÷|[+DI]+[-DI]|×100

(4)「DX」の期間平均値である「DMI(ADX)」を求めます。

【計算式】

「DMI(ADX)」=「DX」合計÷集計期間

■「DMI(ADX)」の見方

トレンドが強く、トレンドが継続する場合

⇒2本線の差は拡大し、ADXは上昇

トレンドが弱く、反転するかレンジ相場に移行する場合

⇒2本線の差は縮小し、ADXは下落