株システムトレードソフトイザナミ

裁量取引を考慮した検証方法

裁量で仕掛け/手仕舞いを早めた等、様々な事情でイザナミのシグナル通りに取引しなかった場合の対応方法です。
裁量で仕掛け/手仕舞いを行った日付情報を、Excel等で作成してCSVで保存し、環境データ機能を用いることで実現します。

手順

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手順

裁量取引を行った日付のCSVデータを作成します。

以下のようなCSVを作成します。

サンプルCSVはこちらです。データの並びに制限はありません。管理しやすいようにデータを作成します。

バックテストのオプション設定で環境データを有効にします

「環境データを使う」「+」をクリックし、名称をダブルクリックして設定します。

この例では「裁量情報」と入力します。

↑ クリックすると画像が別ウインドウで開き、拡大表示できます。

「ファイルを指定」で、読み込むCSVを指定します。

環境データ指定ダイアログが開くので、以下のように設定します。

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環境データ指定時の設定:
分類:銘柄別
時系列:日別
データの区切り:カンマ
データの開始行:1
データなし時の扱い:数値のゼロ
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「OK」を選択し、作成したCSVを指定します。

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CSVが正しく読み込まれたかは「環境データの表示」を選択して確認します。

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売買ルールで条件を作成します。

仕掛け/手仕舞いの条件作成で、それぞれ環境データを用いた条件を設定します。

■仕掛け(裁量取引は、寄付執行として処理する例)
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追加条件パレット:
当日:[裁量情報(裁量仕掛け)]が[1]と[同じ]

追加執行パレット:
[当日指定値][始値]で[買い]を仕掛ける

※当日指定値を使う場合は、イザナミ起動直後のオプションで
「執行方法の選択の指定値で強制約定させる(上級者向け)」をONにします。
[詳細]

※当日指定値は、使い方次第では100%勝てる戦略が作れる等、意図せず都合の良過ぎる設定を作ってしまう可能性がありますので、ご利用の際はご注意ください。
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■手仕舞い(裁量取引は、引け手仕舞いとして処理する例)
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追加条件パレット:
当日:[裁量情報(裁量手仕舞い)]が[1]と[同じ]

追加執行パレット:
[当日引け]で手仕舞いする
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環境データで読み込むCSVファイルに「裁量仕掛け禁止」や「裁量手仕舞い禁止」情報を追加したり、「約定価格」を追加して執行パレットで利用する等、様々な取引の検証が可能です。

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