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テクニカル辞典 − トレンド系データ

ピボット 【ピボット】【Pivot】

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考案者:J・W・ワイルダー氏
前日の高値・安値・終値を使い、当日の支持線と抵抗線を測る指標です。
支持線はサポートライン、抵抗線はレジスタンスラインとも言います。

■計算方法

(1)基準となる当日ピボット価格Pを計算します。
(P=当日ピボット価格、H=前日高値、L=前日安値、C=前日終値)

P=(H+L+C)÷3

(2)当日ピボット価格Pを求めた後、支持線や抵抗線の価格を計算します。

上方ブレイクアウト HBOP = 2P − 2L + H
抵抗線2 R2 = P + H − L
抵抗線1 R1 = 2P − L
支持線1 S1 = 2P − H
支持線2 S2 = P − H + L
下方ブレイクアウト LBOP = 2P − 2H + L

■計算例

<2015/03/10「2398ツクイ」の場合>

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(1)基準となる当日ピボット価格を計算します。
(前日高値917円、前日安値904円、前日終値906円)

当日ピボット価格 909円=(917円+904円+906円)÷3

(2)当日ピボット価格を求めた後、支持線や抵抗線の価格を計算します。

上方ブレイクアウト 927円=(2×909円)−(2×904円)+917円
・抵抗線2 922円=909円+917円−904円
抵抗線2 922円=909円+917円−904円
抵抗線1 914円=(2×909円)−904円
支持線1 896円=909円−917円+904円
下方ブレイクアウト 888円=(2×909円)−(2×917円)+904円

■考え方

シグナル1

株価が、支持線1や支持線2まで近付いたら買い。

シグナル2

株価が、抵抗線1や抵抗線2まで近付いたら売り。

転換点

株価が下方ブレイクアウトを下抜けたら、買いポジションの手仕舞い。
株価が上方ブレイクアウトを上抜けたら、売りポジションの手仕舞い。